小学校の理科の授業で、乾電池と豆電球を銅線で繋いで光らせたりしたと思います。
乾電池から電圧がかかり、電流が流れて、豆電球が光ります。
では、電流が流れるって、どういう事なんでしょう。
すべての物質を構成する最小のものが原子です。
原子は原子核とその周りをぐるぐる回る電子からできています。原子核は正の電荷を持ち、電子は負の電荷を持っています。
ここでいきなり、電荷という言葉が出てきますが、これは原子核および電子が持っている電気そのものを指します。電気という荷物を持ってるんですね。
荷物が大きい=電気が大きいって思ってください。
この電荷の量を示す単位にはクーロン〔C〕を使います。
さて、電子の中には、原子核からふらふらと離れて、自由に動くものが居ます。これを自由電子と呼びます。
自由電子が電荷を持ったまま移動すると、電気が移動したことになります。
そして、自由電子達が同じ方向へ次々に移動したとき。この電子達の流れのことを電流といいます。
電流の方向は、正の電荷が移動する方向とされてます。
あれ?
電子は負の電荷を持ってるんだよね?
そう、自由電子は負の電荷を持ってます。
ということは、電流の方向は、電子の流れる方向とは逆になるんです。
ややこしやー(;´Д`)
なんでそんなことになってるのかは、また別の時にお話しますね。
電流の大きさIは、ある場所をt秒間通り抜ける電荷の量Qで表されます。
I =Q ÷ t 〔A〕
つまり、1秒間に1Cの電荷が通り抜けるとき、1Aの電流が流れている、ということになります。
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