これから電験三種を勉強する!
という方は既に知ってる事だと思いますが、改めて電験三種がどの様な資格なのかを、あえて書きます。
電験三種は略称で、正式には第三種電気主任技術者といいます。
工場やオフィスビル、ショッピングモールなどの商業施設では、一般家庭とは違って沢山の電気を使います。
そのため、電力会社と大きい電力での契約を結び、電気関係の設備もそれに耐えられる機器を設置します。
これらの機器や配線をひっくるめて事業用電気工作物と呼びますが、これらが安全に稼働しているか定期的な点検を行うことが法律で決められてます。
そして、この点検は契約の電力によっては電気主任技術者の資格を持っている者が監督する必要があるのです。
※契約電力と表現してますが、実際は電圧をいくらで受けるかによります。
資格の名前に「第三種」と付いています。
電気主任技術者の資格にも「第一種」から「第三種」までの種類があって、監督する電気工作物の電力の大きさによって分かれています。
第三種は電圧が5万V未満の事業用電気工作物に対して保安、監督業務を行うことができます。
ちなみに第二種は17万V未満、第一種は制限がありません。
なーんだ、1番下の資格なんだ。簡単じゃん?
と思っていると大間違い。
毎年4万人を超える受験者がおり、合格者は4千人弱というので、この資格の難しさがわかるかと思います。
※実際の受験者数については試験を実施している(財)電気技術者試験センターの資料をご覧下さい。
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