抵抗の話

小学校の理科で実験したと思いますが、乾電池と豆電球を電線で接続すると、電流が流れ、豆電球が点灯します。この電流が流れる道筋を、電気回路と呼びます。

また、乾電池のように電流を流そうとする力を持つものを電源といい、豆電球のように電流を流れにくくするものを抵抗といいます。

流れにくいものを、抵抗値が大きい、なんて言います。


なんで流れにくくなるのか。

4つの要因があります。


まず1つめ。

種類(抵抗率)

電流は、自由電子が電荷を持って流れるもの。

その途中に原子がぎゅっと詰まったところがあれば、通りにくいですよね。

逆に、原子の間にスキマが多ければ、すいすいと通れます。

この通りにくさを表したものが抵抗率です。


2つめ。

温度

物質の温度が上がると抵抗値が上がります。

なぜか。

温度が高いと、原子の運動が活発になります。ということは、電子が通り抜けるのに原子とぶつかりやすくなり、流れにくくなります。


3つめ。

長さ(距離)

物質の長さです。

通り抜けなければならない物質が長いほど、途中の原子にぶつかる可能性は高くなり、進みにくいですよね?


最後、4つめ!

太さ(断面積)

これは、車を運転される方はイメージしやすいと思います。

運転するとき、車線が多いほど、すいすいいけますよね。逆に工事で車線規制され、狭くなっている場合は渋滞して通り抜けるのに時間がかかります。


以上、4つのポイントを抑えておきましょう。

いまから始める電験三種〜1日5分からの電気のお勉強

硬いイメージの強い、電気系資格のWEBサイト。 ゆるくてふんわりした勉強サイトがあってもいいじゃないかと思い、作りました。 仕事をしながら電験三種を勉強するすべての方に送ります。 肩肘張らずに、ゆっくりしてって下さい。

0コメント

  • 1000 / 1000