オームの法則で、電圧、電流、抵抗の関係について説明しました。
実際の電気回路においては、抵抗が複数個接続されて構成されていることが多く、直列接続と並列接続の2種類があります。
電流や電圧などを計算する際、そのままでは計算しづらいので、複数の抵抗をひとつにまとめることが必要になってきます。
直列接続と並列接続それぞれの合成抵抗の求め方について、解説します。
◆直列接続
図のように、抵抗を連続して接続することを直列接続といいます。
直列接続の場合、それぞれの抵抗を単純に足したものとなります。
◆並列接続
図のように、抵抗を並べて接続することを並列接続といいます。
この時、二つの抵抗R1、R2に加わる電圧はともにV〔V〕で等しくなります。
並列接続の場合の合成抵抗は少し複雑です。
はい、式にしてもちょっと複雑に見えますね。
逆数の和を求め、それをさらに逆数にする、という手順で計算します。
ここで、図のように抵抗が2つの場合は下記のように整理することができます。
この形は和分の積として覚えておくと便利です。
3つの抵抗が並列接続されていたとしても、和文の積を使って2つ分の合成抵抗R12を求め、そのR12とR3に対し、さらに和分の積を使って合成抵抗を求める。。。
そう、手間はかかりますが、和分の積さえ覚えておけば、並列接続された抵抗の合成抵抗はどのような形でも求められるのです。
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